僕と桃ちゃん 2

 

日曜日の夕方。 買い物疲れで、うちの奥様はベットでお昼寝中。
お風呂と夕食までの1時間、久しぶりにパソコンに向かった。
「いつもパソコンやってるじゃない」と言われるが、 半分仕事だったりネットサーフィンだったり、じっくり何かをしている訳ではない。 パソコンも新調したことだし、 MIDIで音楽でも鳴らしてみようかと思っていると、早速邪魔が入った。
「ピピピッ!」桃だ。「隣の部屋にいるなら出してよぉ」 そんな意味だろうか。
リビングに連れてきてやると、 紙のカジカジもそこそこにすぐに肩に乗ってきた。
彼女が部屋に居ないこともあり、私にべったりだ。

ねぇ、掻き掻きして おっ、これは「掻い掻いして」のポーズだな。
おっかなびっくり左手を出してみる。
ふいに出すと驚かせて咬まれることもあるのだ。
桃は自分から指に頭を押し付けきて、気持ちのいい態勢にもっていっていた。
その後、彼女がよくやっている、“自分の頬を使って、桃を撫でる” という高等技術に挑戦してみた。 が、残念ながら初心者には難しかったようだ。 2回ほど首を軽く咬まれてしまった。

撮影にトライしてみよう。
カシオのデジカメはレンズを返して自分を写せるのでその点は便利だ。
シャッターチャンスはどうだったろうか。
ん? ちょっとピンボケか?

ちゃんと気持ちよくやってよ 「桃」と呼ぶと、また撫でて状態になった。
“頬を使って、桃を撫でる”に再挑戦。
1回、2回。よしよし、ゆっくり撫でればいいんだな。
3回、4回。可愛いなぁ、お前は。
・・・・・・・・・・・・
9回、10回。「おおーっ! ごめんよぉ」
何が悪かったのか、「ピピッ!」 という声と同時にガブッとやられた。
やはり、一朝一夕にできる技では無いのだな。



私、眠くなっちゃった 陽が落ちて、桃は肩の上でまぶたを閉じ始めた。
そろそろ、お寝んねの時間だね。
今日は出産もあって疲れたのだろう。
生んだ卵が血で汚れていた。大変だったね。 (「ごくたま日記」参照)
じゃ、お姉さんを起こしに行ってみるかい?
僕と一緒に。   (1998年5月記)



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