僕と 柚・桃ちゃん 1



柚桃と一緒1
遅く起きた週末の朝は、幸せなひととき。
コーヒーを入れてパソコンとTVのスイッチをON。
もちろんTVの画面は、桃ちゃん・柚ちゃんの2画面モニターだ。
モニターを見ながら、仕事がらみのアクセスなどをやっていると、 気配を察知した桃が、
「出して出して!」と騒ぎ出す。
そして、それに続くように柚の口笛のような声も加わり合唱となる。

彼女は、まだベッドの中。
一度起きて、餌や水の世話を終わらせると、 二羽を遊ばせながら朝刊にざっと目を通し、 ベッドへと戻ってくるのがお決まりになっている。
そうしてお昼近くになると一足先に私が起きる。 それが我が家の習慣だ。


柚桃と一緒2
桃と柚に呼ばれて鳥部屋に入ると、そこは既に真夏の世界。 4〜5度は違う。
外に出す順番は、必ずお姉さんの桃ちゃんから。
カミサン曰く、こういうことは大切らしい。
「先住者は立ててやらないと駄目」
「桃は、柚よりももっとかまってやらなくちゃ」
などと言っている。
毛引きになったり、柚を敵対するようになったりするんだそうだ。
そんなことにでもなったら一大事。

出せ出せになってる桃は、 普段であれば、手でバウンドすると直ちにチェスト行きだが、 換羽中の今は、飛ばずに私に甘えてくる。
だから今は、桃を手に乗せたまま、次は柚。
残念ながら柚とは、接する時間をまだ余り持てていない。
出たがってはいるのだが、指を差し出すと奥の方へ逃げて行ってしまう。
そして1周して入り口に戻ってきたところで、また指を差し出すと再び奥の方へ。
これを何回か繰り返しているうちに、ようやく片足を乗せてくるのだ。
それも臆病者のオカメらしく、震えながら恐る恐ると・・・。


柚一周


桃の換羽のお蔭で、二羽ともずっと私の体にまとわりついている。
まさに両手に花、華か? 幸せなひとときである。
ちなみに、私達夫婦と桃、柚の家族4人が揃っている時は、 柚がカミサンから離れないので、自然と、 “カミサンと柚” “私と桃” の組み合わせになる。


柚桃と一緒3
ゆっくりゆっくりとスリッパの音が近づいて来た。
「あたしのことも忘れてないでしょうね」
というように・・・。
それはまた、もう一つの幸せ。
桃ちゃん、柚ちゃん、じゃ、また後でね。
(1999年5月記)


僕と桃ちゃん1 へ   僕と桃ちゃん2 へ

桃ちゃんのホームページへ戻る